愛媛県を17日深夜に襲った震度6弱の地震で、改めて「備え」への関心が高まっています。宇和島市のホームセンターでは、家具の転倒を防ぐ防災グッズが売れているといいます。19日に状況を聞きました。
利用客:
「ひどい揺れやったから、とっさには何もできなかったんですけど、普段の備蓄を何日間かは家の中で生活できるように準備が必要かな。水とか食料とか」
「(備えは)してないですね。(これからは)貴重品を枕元に。ジャージ置いたりとかしたいと思う」
17日深夜に震度5強に襲われた宇和島市。市内のコーナンホームストック宇和島店では入り口の近い場所に防災コーナーを設け、約40種類の商品を取り扱っています。今、必要な備えは。
本荘義之店長:
「棚が倒れない、転倒を防ぐ備えが必要じゃないかなと思います」
家具の転倒を防止するグッズの中でも売れ筋は「耐震ポール」。タンスや棚などの家具と家の天井を突っ張って家具の転倒を防ぎます。
本荘店長:
「私も90年代にあった阪神淡路大震災を経験して、そのときに物が大量に倒れてくるということを経験。何かが落下することは人の命を奪いかねないと思うので、私としては推していきたい商品です」
「耐震ポール」は今回の地震を受け、18日だけでも約30本売れたといいます。
利用客:
「次の地震に備えて買いました。安全のためにね」
同じく今売れているのが非常用のトイレ。便器にかけた袋に尿や便をし、凝固剤で固めて捨てます。このほか、急な避難生活にも役立つアイテムが入った防災バッグも勧めたいとしています。
本荘店長:
「いつ何時起こるかわからない天災に備える。これが非常に重要でないかなと思います」
これまで経験したことがないような地震の揺れに、市民らの防災への意識は高まっています。
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