熊野町では、平成30年7月豪雨で得た教訓から、町と町民の協働による防災・減災対策を推進し、復興に取り組んでいくことを目的に、平成30年度から『防災・減災まちづくり会議』を開催しており、今年度は、『実践!防災訓練「いろんな備えをみんなでやってみよう!」』をテーマに講演やワークショップ、訓練など全5回の会議を予定しています。
今年度の第2回目の会議では、石川県輪島市にある、市立輪島病院事務部長の河﨑国幸氏に『地震被害への備えの大切さ(能登半島地震の経験を活かす)』と題してご講演をいただきました。
講演では、2024年元日に発生した能登半島地震での被害状況や当時の様子、河﨑さんが所属する医療施設の被災体験をお話頂き、病院職員の柔軟な発想や知識・経験に基づく前向きな取組みのおかげで病院機能が回復できたこと、病院の診療機能を停止しなければならない状況でも訪問系事業(訪問診療、訪問看護、訪問リハなど)は継続して実施できると気づかされたことなど、備えることの大切さを伝えていただきました。