普段使いができる「防災アプリ」 備蓄のチェックリストや位置情報で見る災害リスク 福島県が開発 (24/04/10 20:15)

普段使いができる「防災アプリ」 備蓄のチェックリストや位置情報で見る災害リスク 福島県が開発 (24/04/10 20:15)

災害による犠牲者ゼロを目指して福島県が開発した「防災アプリ」は、自分が今いる位置情報とリンクして、危険な場所や避難所、河川のライブカメラなども確認できる。福島県は積極的な利用を呼びかけている。

<知事が操作方法を説明>
2024年3月にリリースされた「福島県防災アプリ」
防災を学ぶ福島大学の学生たちも参加した、完成発表の体験会では内堀知事が自ら操作方法を説明した。

<必要な情報が一目瞭然>
位置情報と連動させることで、自宅や学校・職場の周りはもちろん「不慣れな場所」でも浸水の危険エリアや避難所の確認が可能。
家族の人数などを入力すると「避難に必要な備蓄品」のチェックリストを作成することもできる。

<学生の評判も上々>
体験会に参加した学生からは「スマホを日常的に使うが、そういう面から見ても表示とか何が書いてあるかとか分かりやすくて使いやすかった」「家族と住んでいるので、じいちゃんやばあちゃんにも、今回のアプリの情報を共有していきたい」との声が聞かれた。

<日常使いできるアプリ>
福島県は、これまでも避難に必要な情報を冊子にまとめてきたが、今回はアプリに情報を集約した形。県は「日常使いしてもらいながら、いざという時に活用してほしい」と呼びかけている。

さらに災害の教訓を踏まえ、2025年4月には福島県全体で防災に取り組むための条例の施行を目指している。

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