「減災」に関する専門知識を学ぶ 作新学院大学で公開授業

「減災」に関する専門知識を学ぶ 作新学院大学で公開授業

災害が発生した場合に被害を最小限に止めるための「減災」に関する専門知識を一般の人も学べる公開授業が19日、宇都宮市の大学で開かれました。

 この公開授業は減災力の向上を地域全体で目指していこうと、作新学院大学が栃木県防災士会と連携して毎年実施しているものです。

 今年(2023年)は、10回の授業が用意され7回目の19日は「災害時の心理とメンタルケア」をテーマに学生80人と一般から4人が参加しました。

 スクールカウンセラーとして学校で児童や生徒の心の悩みを聞いている牧裕夫教授は、災害で誰かが亡くなると子どもたちの間でも急性ストレス障害が起きるとしたうえで、「心や体に生じる違和感を大人や教員が前もって伝えることが大切」と述べました。

 また、避難所では子どもをお客様扱いするのではなく、高齢者に食事を届ける役割を持ってもらうなど大人と一緒に事態に向き合うことが大切と呼びかけました。

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