羊羹は中国大陸から伝わり、日本においては元々料理の一品とされ、のちに菓子となった背景があります。羊羹の出てくる文献といえば陰翳礼讃が思い浮かぶでしょうが、初出は室町時代まで遡るとまでされています。今日のように蒸し羊羹から煉羊羹が主流になったのは1800年代半ばとされており、江戸で人気を博して以来、数十年のうちに地方の菓子屋へも製法が広まったとされています。
そうした古くから日本人に親しまれてきた羊羹ですが、非常食の面としても非常に優秀です。耐熱性、耐寒性、耐衝撃性に優れており、チョコレートやカロリーメイトと違って、包装にくっついて食べられない、カチカチで食べられない、粉でむせるといった心配もありません。
また、井村屋のえいようかんは5年間の長期常温保存が可能かつアレルゲンフリー、ハサミも不要です。防災備蓄として用意しておけば避難所でシェアすることもできるでしょう。軽量かつコンパクトで一本当たり171kcalのため、登山や多忙なビジネスマンの行動食としても最適です。