【防災グッズ】キーワードは「普段使い」 続々進化 非常食も…

【防災グッズ】キーワードは「普段使い」 続々進化  非常食も…

身近にできる防災が広がっています。キーワードは「普段使い」。日常生活でも便利に取り入れられる防災グッズが次々と登場しています。

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記者
「『防災×アウトドア』と書かれた看板があります」

都内の雑貨店「渋谷ロフト」では、今、ブームになっているキャンプなどアウトドアでも使える防災アイテムのコーナーが登場しました。(5月23日まで期間限定)

来店客
「軽い、かわいい」

お客さんが手にしていたのは、ミニ炊飯器です。(アウトドア/防災用 タケルくん 5980円)車のシガーソケットから電源がとれて、最大2合が炊けます。災害時だけではなく、手軽にキャンプを楽しみたい人にもおすすめだといいます。

また、日常使いできるアイテムもありました。提灯のように伸び縮みするランタン(2Wayランタン 3300円)は、普段は小さくして読書灯に、災害時やキャンプ時には、伸ばしてランタンとしても使用できます。

渋谷ロフト バラエティ雑貨・商品担当 宮崎真一さん
「(災害時など)いざという時に使い慣れている道具があるというのは、絶大な安心感につながると思うので」

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これから迎える台風シーズン。今、普段使いできる防災アイテムが注目されています。

記者
「浸水すると3メートルから5メートルの高さまで水がくると書かれています」

荒川など大きな川が流れる東京・江戸川区は、およそ7割が満潮時の水面よりも低い、“ゼロメートル地帯”です。

その江戸川区にある防災の専門店「BOUSAI FARM」には、普段使いできる水害対策の商品が並んでいました。

人気があるのはリュックです。(Beat Board 2万1780円)

三和商事 災害備蓄管理士 塩月ひなのさん
「こちらの浮力板が入っていることで、(水中でも)100キロの人も浮くことができるようになっています」

高い浮力を備えているため、正しく抱きかかえた場合、水の中でも、大人が24時間浮くことができるといいます。

さらに、水を入れてリュックの底についたバルブをひねれば、給水タンクとしても利用が可能です。

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非常食も、進化しています。カゴメが開発した保存食は、一見、普通の野菜スープのようにみえますが、実は、賞味期限が5年6か月で、1日に必要とされる野菜350グラム分を使用したジュースもセットになっています。(カゴメ「野菜の保存食セット」店頭想定価格:3300円前後)

カゴメ マーケティング本部・飲料企画部 近堂洋輔さん
「被災地では生鮮食品が不足する中で、野菜の栄養を補える(非常食の)野菜ジュースというものが大変ありがたいと」

また、普段の食事でも食べられるよう、メーカーはアレンジレシピも紹介しています。

水のかわりに、非常食の野菜ジュースを入れ、ひき肉などと煮込めば、野菜のうま味が凝縮したキーマカレーが完成します。

非常食の野菜スープは、ご飯の上にかけて、チーズをトッピングし、オーブンで焼き目をつけたら、あっという間にドリアができます。

記者
「スープの味が全体に行き渡っていて、野菜の甘みも感じます」

日常使いできる便利な防災アイテムは、広がりをみせています。
(2022年5月19日放送「news every.」より)

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