防災最前線 大雨シーズン続く 緊急時のアプリや防災グッズが充実

防災最前線 大雨シーズン続く 緊急時のアプリや防災グッズが充実

防災最前線です。今週末に接近する台風14号など大雨のシーズンはまだまだ続きます。最近は緊急時に頼りになるアプリや防災グッズが充実してきています。

 東シナ海で停滞する台風14号の影響で九州では9月13日から激しい雨が続いています。台風は週末、進路を東よりに変えて県内にも近づく見込みです。こうした大雨に備え、気象庁は2021年3月、一般向けに「キキクル」という新たなサービスを始めました。刻一刻と状況が変わる「土砂」「浸水」「洪水」の災害リスクをパソコンやスマートフォンで確認できるもので、5段階の大雨警戒レベルで色分けし発信しています。速やかな避難に結びつけるのが狙いです。
 <中村華奈江カメラマン(9月4日)>「浜松市東区の交差点です。信号がすべて消えてしまっています」
 最近は大雨による停電など災害が発生した際に役立つ情報も充実してきました。
 <中部電力パワーグリッド 増井孝亮さん>「『広域エリアから選択する』を選んでいただくと、例えば静岡市葵区までの広域エリアの停電をプッシュ通知するような設定になります」
 中部電力が新たに提供を始めたスマートフォンアプリ「停電情報お知らせサービス」。停電がどこで起きているかなどを知らせてくれる無料アプリですが、外出中や在宅時などあらゆる場面で災害が発生した際、現在地から瞬時に周辺の避難施設の検索ができ、道順も案内してくれます。
 <中部電力パワーグリッド 増井孝亮さん>「2018年の台風21号や24号の大規模災害時にお客様から停電に関するお問い合わせが殺到して、応答が著しく低下してしまいました。お答えするだけでなく、弊社からお客様へ積極的に情報発信を行うという目的で導入しました」
 中部電力ではこのほか、24時間365日、チャット形式で簡単に停電状況や電気設備の故障の相談ができるサービスも行っています。
 <中部電力パワーグリッド 増井孝亮さん>「地震や台風などによる大規模な停電が発生した際にはチャットのお問い合わせが増加するので、オペレーターはそのエリアの問い合わせを優先して対応して、災害時でも繋がる」
 万が一の事態が起き「いざ避難」となった場合、自分の身を守るための防災グッズは必要不可欠です。
 <東急ハンズ静岡店 渡邊紘子さん>「台風のときは停電が起こりやすいのでスマートフォンの充電の確保がとても大切になってきます」
 こちらのポータブル電源は、AC電源、USB、シガーソケットから出力することができ、スマートフォンでは約21回の充電が可能です。断水が起きたときに便利なドライシャンプーは手袋に水分と保湿成分が含まれています。
 <植田麻瑚記者>「マッサージをするとすごく爽やかな香りがします」
 <東急ハンズ静岡店 渡邊紘子さん>「水もいらないですし泡立ちもないので便利です」
 <植田麻瑚記者>「爽快感があって水が無くてもスッキリします」
 <東急ハンズ静岡店 渡邊紘子さん>「こちらは折りたたみできるウォーターバッグになっていて、トイレ用と飲み水用と分けて使っていただくのもおすすめです。丈夫なつくりになっているので水漏れの心配もありません」
 東急ハンズ静岡店では特設コーナーを設けていて、350種類の防災グッズを取り揃えています。
 <東急ハンズ静岡店 渡邊紘子さん>「年々豪雨や台風が強くなっているので備えを大切にしていただきたいと思います」
 近年、大雨などによる災害は甚大化しています。十分な備えをしておくことが自分や大切な家族の命を守るための重要な鍵となりそうです。

9月14日 SBSテレビ「ORANGE」放送
#オレンジ6

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